キャンプの歴史とブーム
非常事態宣言は関西で先週解除され、関東や北海道も間もなくという状況で、まだまだ油断は出来ないものの、ようやく明るい兆しが見えてきましたね。
実はこのGWに高知県のとあるキャンプ場を予約していたのですが、4/7の「緊急事態宣言」発令によりやむなくキャンセルしました。
が、驚いたのはそれ以前の”予約の取れなさ”でした。
今回予約していたのは、比較的新しく出来たキャンプ場らしく、あまり情報が出ていなかった為にたまたま取れたのですが、それ以外の高知県の有名所は何処も予約がいっぱい。
四国全域に広げて探してもなかなか見つからない状況!
どうやら現在は第二次キャンプブームらしく、こんな時期なのでキャンプの歴史とブームについて調べてみました。
キャンプの歴史
公益社団法人日本キャンプ協会という団体が有り、そちらの情報によると、キャンプ(野外教育という概念の)の発祥はアメリカ。
1861年に遡るそうです。
当時は南北戦争時代で、兵士達がテントや地面に直接寝たりする姿に憧れている生徒達をある校長が連れ出し野営生活をしたのが始まりとの事。
1885年には専門家指導者によるキャンプが行われ、現在の組織キャンプの基本となりました。
1890年代以降はヨーロッパ各地に広がり、日本では1916年に琵琶湖畔で初野営をした記念碑が建てられているようです。
日本でのキャンプブーム
当初のキャンプはボーイスカウト、ガールスカウト、YMCA、YWCAなどの民間青少年団体による活動が主だったようです。
戦後には文部省も推奨する野外活動的な意味合いになりました。
我々の時代も小中学校で野外活動とういう名目でキャンプがありましたが、こういう流れでの教育的野外活動だったのですね。
第一次キャンプブーム~1990年代
最もキャンプ人口が多かったのは1996年に1580万人ほどだったそうです!
現在でも凄いブームだと思いますが、それ以上のキャンプ人口!!
主な理由は下記の2つだったようです。
自動車事情
移動手段だった自動車が趣味やレジャー目的としても発展してきたのがこの時期。
現在はSUVと呼ばれていますが、当時”RV”と呼ばれた車が80~90年代に数多く販売されました。
トヨタ/ハイラックスサーフ、日産/テラノ、いすゞ/ビックホーン、三菱パジェロ等々・・・
休日事情
もう一つの大きな要因は週休二日制の導入です。
バブルが終わり、都会での遊びよりも自然と触れ合いゆっくり過ごす事が好まれたようです。
SUVが流行り、景気も良くない現在と環境が良く似ているようにも感じますね!
第二次キャンプブーム~2020年現在
現在のブームは、第一次ブームよりも楽しみ方が多様化し、より幅広い層に浸透しているように思います。
ゆるキャン△ブーム
ご存知の方も多いかと思いますが、2018年にアニメ化されて大人気になったようです。
出典:(C)あfろ・芳文社/野外活動サークル
『ゆるキャン△』は、あfろによる日本の漫画作品。山梨県周辺を舞台に[3]、キャンプ場でのリクリエーションや野外調理などといったアウトドア趣味の魅力と[4]、それを身の丈に合った範囲で満喫する女子高校生たちのゆるやかな日常を描く[5][4]。『まんがタイムきららフォワード』(芳文社)にて2015年7月号[6]から2019年4月号まで連載され、同年3月29日より芳文社の漫画配信サイト『COMIC FUZ』に移籍して連載中[7]。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
このアニメの影響で、女性のソロキャンプも増えたそうですね!
治安の良い日本ならでは!
キャンプ芸人
お笑い芸人のヒロシさん、バイキング西村さん、たけだバーベキューさん等、有名な芸人やタレントさんがTVやyoutubeなんかで情報を発信されているのも大きいですね!
最近は山を買う人なんかも出て来て面白いです!
元祖?なのか?わかりませんか、私はこの人の動画が好きで良く観ています!
SNS
youtubeも含めネットのソーシャルネットワークサービス等で情報を発信する人が増えたのもキャンプ人気に貢献していると思います。
良く一緒に行く後輩は、インスタ映えする写真が撮れるまで食べさせてくれないので、ペコペコでもひたすら”待て!”状態です💦
ネットショッピング
私がキャンプを始めた頃は、既にネットショッピングも有りましたが、やはり現物を店頭で見て、経験豊富な店員さんに相談し、説明を聞いて購入する事が多かったです。
Amazonを始めとする最近のネット販売サイトでの商品数は非常に豊富で、安価で購入しやすい便利グッズから、高価だが本格的な仕様のものまで、国内外問わずあらゆるものが手に入ります。
良く行っていた専門店もこの流れに逆らえなかったのか、閉店してしまいました💦
専門知識は得られなくなったが、安価に手に入る・・・代償として、たまに・・・・失敗!な買い物もしてしまいます。
グランピング
多様化という点では、数年前からグランピングという言葉が良く出てくるようになりました。
手ぶらで行っても、テント・寝具やその他リビンググッズ、調理グッズ、食材まで準備されていて至れり尽くせりキャンプ!(キャンプと言って良いかどうかは・・・)
このジャンルも更に進化してきて、トレーラーハウスに泊まれるタイプや、超豪華スタイルなんかも出て来ています。
前回の記事で書いたブッシュクラフトとは正反対のスタイルですが、それだけ色々な楽しみ方が出てきたって事ですね!
今の自動車事情
の事も書こうかと思いましたが、長くなりそうなのでまた次の機会に!
長文にお付き合い下さりありがとうございました。
あ、革の事書いたっけ?
いよいよキャンプのことを書くかも…