新シリーズ製作のひとこま
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こんにちは、whim_aです。
この間までセミが鳴いていたかと思えば、
もうコオロギが鳴いています。
少し涼しくもなってきて、いよいよ秋らしくなったなぁと感じます。
さて、今週の「Aのひとこま」は、先週に引き続き、
新シリーズに向けての製作風景を、ご紹介します。
コバ液の調合
以前、whim_mさんのブログで
「コバ磨き」をご紹介しましたが、
革によって、コバ処理の方法も変化します。
今回の新シリーズでは、コバ処理液を使って、
カラーコーティングをすることにしました。
カラーコーティングは、専用の液を調合し、
革の色に合わせた色を作っていきます。
今回はカーキを作ります。
カーキは基本的に、「黒、白、黄」を、
合わせたらできます。
なんだか美術の授業みたいですね。
↓
写真だとグレーっぽいですが、カーキです。
青みもあるかなと思ったので、青い液も出してみました。
少しずつ色を足して、革の色に寄せていきます。
次に調合するときにも同じ色を出せるように、
液の比率を細かくメモしながら、作ります。
できた色がこちら
↓
青みがあるので、青い液もおいてみましたが、
結局、青色を使わない方がしっくりきました(笑)
コバに早速塗ってみました。
仮塗りなので、ちょっと雑ですが💦
塗っていない革とも比べてみました。
↓
上:処理前
下:処理後
やっぱりコバ処理をした方が、すっきりと、仕上がりますね。
トコ面の処理
次にトコ面の処理をしました。
トコ面とは
体表側を銀面というのに対し、肉側を「床面(とこめん)」または「床(とこ)」といいます。
上がBefore、下がAfterです。
トコ処理をしていない方がふわふわしているのに対し、
トコ処理をした方はつるつる、さらさら、という感じに
仕上がります。
処理しない状態もきれいなのですが、使用しているうちに、
摩擦などによって、革くずがぽろぽろと取れることがあるので、
使用する部分によって、トコ処理をするかしないかを、
使い分けています。
まだまだ新シリーズに向けての準備が山積みですが、
少しずつ、焦らず丁寧に仕上げていきたいと思います。
というわけで、今週の「Aのひとこま」はここまで。
whim_aでした✋