深まりゆく秋
秋と言えば…
日中の日差しはまだ平年よりも暖かいようですが、朝晩は秋らしく冷え込んで来ましたね
皆様急な気温変化に体調崩されたりされていませんか?
さて秋と言えば、
読書?食欲?スポーツ?おしゃれ?
我がwhimでは「ふるさと納税」の秋なのです。
年間通してふるさと納税の返礼品の受注はあるのですが、いよいよ忙しくなって来るのがこの時期から…だからです。
忙しい事はありがたい事です。
人気のトコトートバッグの他にも、
今シーズンから新たに加わったカラフルなマラガシリーズも着々と準備中。
皆様、秋の夜長ふるさと納税サイトなどを検索してみるのも楽しいですよ。
革と布の違い
革を使って何かを作る時と、布を使って作る時では違いがあります。
布は同じ種類の布なら同じ厚さ、同じハリ、色も均一で汚れや傷もありません。
しかし革は…
牛、豚、鹿…色々あれど、一つとしてコピーしたようなそっくりそのまま同じ個体はありません。
また、一頭分の革でも部分によって厚みもハリも違います。
傷や色ムラもあるでしょう。
(雄の牛などは元気なので傷の多い事もあるそうです。)
それらは決して欠点ばかりでは無く革の特性、革の味として活かされる事も多いです。
厚みは、重厚でハリもあり製品の質感を左右しますが、厚ければ厚い方がいいという訳ではありません。
なぜなら…
厚い革は扱いづらい!のです。
革を漉く(すく)
そのままの革の厚さを「原厚」と言いますが、
切ったり縫ったりするので、やはり厚みは薄い方が作業し易いです。
そこで、その製品に合った厚みまで革の厚さを薄くするのです。
革一枚全体を薄くする場合は専門の業者さんに機械で均一に薄く漉いて貰います。
それ以外にも「縫いしろ」など部分的に更に薄くしたい場合も出て来ます。
その場合は手でも漉けますが、機械を使って漉く事が多いと思います。
この、漉くという作業が非常に神経を使います。
最適な厚みに漉けるようになるには技術が必要です。
恐々漉いたのでは厚みは減りませんし、薄くし過ぎると穴が開きます。
力を入れ過ぎると幅も変わってしまいます。
でも、思う厚さにスイ〜ッと上手く漉けると気持ちいい作業です。
(私whim_hはまだまだ修行中の身ですが)
「漉き」というような作業は表には現れない作業ですが、革製品を手に取る機会がある時は、そんな事も思い浮かべて頂けたら嬉しいです。
修行の秋と食欲の秋のwhim_hでした