本革首輪のメリットって?
こんにちは、whim_aです。
先週梅雨明けしてから、いよいよ夏本番の暑さになってきましたね。
新型コロナウイルスの影響で、いろんなイベントが延期・中止になり、
なんだか季節感がなくなってきていましたが、
このジリジリとした暑さに、セミの声を聞くと、
あ~、夏だなぁと感じます。
最近の私は、新たな商品の製作に勤しんでいます。
機能性は良いと思うのですが、デザインになかなか納得がいかず…
修正しては問題が出て、また修正して…と失敗の連続ですが、
それでも、だんだんと思い描く形に近づいていくサンプルの数々を眺めると、
「失敗は成功のもと」という言葉が身に染みる、今日この頃です。
さて、気持ちを切り替えて、
今週の「Aのひとこま」は、前回少しご覧いただいた、
愛犬の首輪について、ご紹介します。
前回の記事はこちら↓
本革首輪のメリットって?
前回ご紹介した、愛犬の首輪。
せっかく革製品のお仕事をしているので、
「いつか本革の首輪を自分で作りたい」と前々から思っていたのですが、
実は、しばらく作れずにいました。
我が家の愛犬は皮膚が弱いので、
“硬くて丈夫な本革の首輪は、摩擦や湿気で皮膚によくないんじゃないか”
というイメージがあったからです。
しかし、本革の首輪について調べてみると、
本革製の首輪
・耐久性が高く、劣化しにくい。
・通気性が良い。
・使い込む程に首に馴染み、風合いも出てくる
・犬の体温や湿気にも馴染みやすい。
出典:All About
と、メリットがたくさんありました。
ただし、デメリットとして、
・皮膚の柔らかい子は、首輪の縁で皮膚が擦れ、炎症の原因となることもある。
ということも。
やっぱり、本革の首輪はやめたほうがいいのかな…?
悩んだ末に、本革の首輪を作ることにしました。
他の素材と比較して本革が一番良さそうだったのと、
自分で作るなら、愛犬のために柔らかい革を選んで、
なるべく首輪の縁で皮膚が擦れないように、縁の処理を念入りに作れば、
デメリットも軽減できると思ったからです。
ということで、ようやく製作することができました。
コバ処理にこだわった、皮膚に優しい首輪
こちらが首輪の完成品です。
↓
表面は柔らかい牛革。
裏面は経年変化も楽しめるヌメ革にしました。
首輪の縁である革の切断面のことを“コバ”というのですが、
切りっぱなしの状態では、角があります。
なので、角を落とす“へり落とし”という作業をし、
コバ処理剤を塗り、やすりがけを繰り返して、
角を丸く整えました。
上:処理後
下:処理前
前回の写真の別カット、完成した首輪をつけた、
我が家の愛犬です。
↓
自分の可愛い角度を知ってるのかな?(笑)
ちゃんと首輪が見えやすいように、ポージングを変えてくれました。
↓
ペットモデルになれるな、これは✨(←犬バカ)
というわけで、今週の「Aのひとこま」はここまで。
whim_aでした✋